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“目”の器官は、生まれた時にはほぼ完成していていますが、視力、色覚などの機能自体は成長と共に発達します。

新生児〜生後3ヶ月頃はぼんやりとした視力で、ほとんど見えていませんが、徐々にはっきりと見えるようになっていきます。

色覚も発達し、白、黒、グレーしかわからなかった赤ちゃんが、最初に赤を認識できるようになり、次に黄、緑などを認識できるようになって、黄と緑、黄と赤を区別できる赤ちゃんが出てきます。

 生後4ヶ月頃には物の奥行きが分かってきて、オレンジ、紫、青など認識できる色の種類が増えていきます。

平均的には生後6ヶ月を過ぎる頃から、赤ちゃんの視力はどんどん上がっていき大人と同じように見えてくる。と、言われています。

近くの人や物を、はっきり見ることができ、色も認識、区別できるようになります。

お座りもできるようになるので、寝ている時より視野が広くなります。

見えやすい色は原色のはっきりした色で、パステルカラーなど淡くて薄い色は認識しにくいことが分かっています。

視力とともに脳が発達して、お父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟の顔など、認識することができるとともに、知らない人が近づいてくると泣いてしまったり、テレビやペットなどの動きを追いかけて、楽しそうに声を出して笑ったり、といった仕草を見せてくれるようになります。

この時期に、ボールを転がして見せたり、お母さん、お父さんが笑顔を見せてあげることは、とてもいいです。

見たものを認識できるようになると、いつも使っている哺乳瓶、離乳食を入れる器が見えると喜んでご飯を欲しがる姿を見せてくれます。

少しずつですが、色々なものをどんどん認識し始めるので、赤ちゃんの興味も強くなりどんどん広がっていきます。

月齢別見え方の違い

新生児

両目の協調性がなくほとんど見えていません。

左右の目を上手に動かすことはできませんが、顔の正面にあるものをじ~~っと凝視することができます。

乳児が白黒の境目がくっきりした模様などに興味を持ちやすいのも、この視力の発達が関係していると言われています。

3か月

横に動く物の〝追視〝ができるようになります。

色や輪郭がぼんやりとしていますが、人間の顔と物の形が区別できるようになります。

6か月

首がすわり視野が広がり始めます。横だけでなく、上下の追視もできるようになります。

輪郭はうっすらわかる状態で、両目の協調性が完成し、左右の目で一つのものを追うようになります。

1歳頃

奥行き、高さを認識し、物の立体感距離感を感じるようになり、物の形の区別ができ始め。より細かいものが見分けられるようになります。

2歳頃

立って周りを見るので、座っていた時よりも、見え方が変わり視界が大人に近くなってきます。丸・三角・四角などの、形も、わかるようになります。

3歳頃

輪郭はまだ少しぼやけていますが、形の違いがはっきりわかるようになっていきます。

ほとんどの子どもが3歳になる頃には、1.0の視力(大人並の視力)を持つようになっていきます。

6歳頃

ほとんどの子供が1.0の視力(大人並の視力)となります。

どうでしたか?

視力の発達は、思っているより長い時間がかかることがおわかりいただけたでしょうか。

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色や表情を確認できるのはいつから?

生まれて間もない赤ちゃんは、目が見えていないのに、お母さんがわかりますよね。

赤ちゃんにとって、人の顔を見分ける“顔認知能力”がどのように発達するのかお話しします。

人の顔を見分ける能力や、表情から感情の起伏を判断する能力は、社会生活を送る上で極めて重要な能力ですが、生まれて間もない赤ちゃんは、大人のように表情から感情を読み取る能力が備わっていません。

新生児の視力は0.01~0.02ほどで、立体視はまだできず、色も黒・白・グレーの色しか認識できず、視野も狭いです。

視力による識別能力は未熟な状態で、視力は脳の発達とともに進化します。

人の脳は、3つの点が逆三角形の形に配された図形「∵」を“顔”として認識するので、ぼんやりとした視覚の中で“顔らしきもの”を判別している。

と、いうことです。

新生児が顔として認識できているのが、顔なのかは判断が難しく、個体差や喜怒哀楽などの感情を読み取る「顔認知」の能力が備わっているわけではありません。

赤ちゃんが視覚能力を高まるのは生後36ヶ月頃で、この頃になると徐々に色の識別がわかるようになり、お母さんの顔や動くものを目で追う〝追視〝ができるようになります。

顔を判別できるようになるのは、生後8ヶ月頃

この頃には横顔を含めた角度のある顔を認識できるようになり、立体視とともに、人の顔を識別できるようになります。

人間の脳には“顔領域”と呼ばれる顔認識専門の領域が存在しており、人間の赤ちゃんにとって、顔認知は生存のためにも不可欠な能力なので、視覚顔認知に関連した脳は著しいスピードで発達していきます。

脳の中では、目覚ましい速度で顔認識処理のネットワーク化がおこなわれているのです。

赤ちゃんは身近な人たちの顔認識を通じて、動くものへの興味、好奇心をはぐくみ、視野を外界の全てへと広げていくと、考えることができるのです。

見るもの見るものが真新しく、キラキラと目を輝やかせ、無垢な瞳で、色々なものを見つめています。

その間、大変なスピードで、脳の進化と、社会への適応能力が発達していっているのです。

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